2015-08-24

映画の駄作続編問題について考える【4/50】

本とヨーグルトをこよなく愛するArimoです

ごきげんよう。

毎日ヨーグルト食べてます。

さて、

今日は何の日でしょうか?

バニラヨーグルトの日です!




【誕生】1993年
【製造】日本ルナ








由来は

バ(8)ニ(2)ラヨ(4)ーグルト


という、大変厳しい語呂合わせから製造元の日本ルナ様が制定しております。

売上向上キャンペーンの苦肉の策という大人の事情(←検閲)から制定されたと思われますが、

食欲がなくなる夏の時期に、
おいしくバニラヨーグルトを食べてほしい

という願いを込めての制定らしいです。

建前は大事だとArimoも思います。


このバニラヨーグルトは日本ルナの中では、人気が高く主力商品のようでして



バニラヨーグルトの他に、あまおう苺味や瀬戸内レモンというご当地の

名産とコラボした商品を出していらっしゃる模様。

バニラ以外は、バニラなんだか苺なんだか良くわからなくなるネーミングだなと

個人的には、感じてしまうが「本体」が「バニラヨーグルト」であるから仕方ない。

例えるなら、お店の店頭に

<ソフトクリーム各種>
 ・バニラソフト
 ・バニラソフトあまおう苺
 ・バニラソフト瀬戸内レモン
 ・バニラソフト夕張メロン

↑こんな感じのモヤっとした違和感が残るのよね。


 昨年なんか、期間限定で、

 バニラヨーグルト 有田みかん

 も出ていて、次々とコラボ商品を出しているっぽい。


では話を戻しましょう。

今日の本題入ります。

食品業界というのは

大ヒット商品を打ち出したら、その味違いとして

「続編」を出しても、「おいしい」思いができるが

映画はそういうわけには、いかないから難しいなぁと日々

Arimoは思っており、

あ~やっとつながってきたぞ。

本日は、むかーし むかーし からArimoが問題視していた

「大ヒット映画」の「続編」対策について深く考察したいと思います。

ちょっとだけでも映画を好きな人なら、一度は経験したことがある


「おいおい、なんで続編なんて作っちゃったんだよっ(怒)」問題


これは、本当に優良作品に泥を塗る・・・いや泥ぶっかける一大事です。

でも、

 あの感動をもう一度!

あの名声をもう一度!

映画会社的に大人の事情でもう一度!


ってなわけで、ヒットを飛ばした映画ほど最低な続編を作ってくれます。

  ・Saw
  → 全部で7作品作りました。
    世にも有名なジグゾウ先生の「命の授業」です。
    「命の大切さ」を教えるために、たまに教えてる人を殺しちゃったりします。
    続くほどに、ただただ痛さ(身体的)が強くなるだけです。
    最後は3Dで痛がらせて、おしまいっ

 ・ディセント
   → 一作目はホラーとしては心理的にも身体的にもバランスが良い恐怖として
    非常に完成度が高かったが、続編はバトルと薄っぺらい友情もので
    あり、さらにその続編を作ろうと卑しい気持ちが働いたらしく、続編に繋げる
    しょっぼい謎を作ってみましたが、完全にアウトです。

 ・ランボー
  → いわずと知れた有名作品。要はベトナム戦争行って頑張って帰ってきたのに
    就職先がなくてグレたという内容だったのに 、続編からは「兵士再就職問題」については
    なかったことになってる。あとは刑務所で水かけられたりしたから、やり返すだけの
    つまらない話になりました。

 ・バタフライ・エフェクト
  → あまりの完成度の高さに続編が作れなそうだったので、とりあえず内容は全く違うし、
     繋がりがないのに、「バタフライ・エフェクト2」というタイトルにしたタイトル詐欺のような続編。
    

 数え上げたらキリがなくなってきたので、とりあえず一息入れましょう

ダメな続編が作られる環境としては

 ・前作の制作時点では、続編が作られる予定ではなかった

 ・前作が低予算なのに興行収入が異常に高かった


の2点が挙げられます。

つまり、すでに続編が作成される予定の作品、例えば三部作で完結とかが

初めから決められている場合は「Back to the future」のように非常に優れた

続編が並ぶこともあるわけです。

また、ごく稀にですが、前作を踏みにじる続編を作りながら、なおもしつこく続編を作ったら持ち直したという作品もあります。  










女性になるために
本物の女性の皮で女性着ぐるみ作ってました












映画史上燦然と輝く「羊たちの沈黙」

有名なんで、超簡単あらすじで。。。

若い女性を殺して皮をはぐという猟奇殺人事件が続出いたしまして、

FBIは、捜査に行き詰っていました。苦肉の策として、元超天才精神科医であり

殺人鬼であるハンニバル・レクター博士に協力を依頼。獄中のレクター博士と

接触する担当となったFBI訓練生クラリスは、自分の過去を話すという条件で、

捜査協力を依頼するが・・・・



Arimoが中学1年生の時の作品です。

当時、R15指定がかかったため、劇場鑑賞はかないませんでしたが、

映画の完成度の高さもさることながら、

クラリスを演じたジョディ―・フォスター、ハンニバル・レクターを演じたアンソニー・ホプキンス

でした。

あっぱれ。


そして問題の続編

「ハンニバル」









 原作と大分話が違うけど?









すみません。ストーリーはお粗末です。

「羊たちの沈黙」から10年のお話。

バッファロー・ビル(←「羊たちの沈黙」で皮はいでた殺人鬼)の模倣犯が出ます。
模倣犯にレクター博士が捕まります。
クラリスが助けに来ます。でも撃たれます。
レクター博士が模倣犯を豚に食べさせます。
そして逆にクラリスを助けます。
司法省の人の脳みそを本人に食べさせます。
レクター博士、クラリスに手錠をかけられます。
でも逃げます。
人肉万歳!!

なんだ、この●ソ映画は?


出演をジョディ―さまに断られるだけある作品です。
こんな駄作、なかなかお目にかかれませんよ。

ああ、なんで出演しちゃったかな~ホプキンスさま。

そもそもジョディ―様に断られた時点で製作者側はあきらめるべきだった。

Arimo的に映画史上から、
2番目に抹殺したい作品。

一番目は「ムカデ人間2」です

そして、

もう続編作るなよって思ったら、

スターウォーズ大作戦です。

そう、困ったときは、温故知新。

エピソード1に もどる!ってやつです。

で、できた作品





















「レッドドラゴン」

もうね、だめだろうなって思ったよ正直。

でも

まさかのエドワード・ノートン出演。

藁をもすがる気持ちで見に行ったわけさ。

そしたらね。

良かった! 姉さんおおきに!

「羊たちの沈黙」の雰囲気を完全に踏襲してた!

あの冴え冴えとしたミステリー感!


人肉好きの変態おっちゃんじゃないんだよ
レクターさんはさ。


「レッドドラゴン」は、ストーリー的には、「羊たちの沈黙」の前のお話なんですが

「羊たちの沈黙」は、若い女性を殺して皮をはぐという猟奇殺人事件でしたが、

すでにレクター博士は獄中にいたと思います。

このレクター博士を獄中に入れた事件と、レクター博士を逮捕した1人のFBI捜査官の

物語です。

こんな感じで、珍しく持ち直す場合もあり・・・・ます?

実は、これにはカラクリがあるのですが、

それはいったん置きましょう。あとで説明します。

で、Arimoの結論です。

映画会社の方、よーく聞いてください!!

もともと予定してた場合を除いて

ヒット作の続編は作らない。


さあ、みなさんもご唱和ください。

しかし、

もっと儲けさせてくださいよって方もいらっしゃると思います。

なのでもう一段階ステップを踏んだ政策を享受いたしましょう。

続編は作らない。

作るならリメイクで。

はい。そーです。

作るならリメイクで。

リメイクじゃ、10年以上は待たないと・・・・って声も聞こえますが大丈夫です

国を変えてリメイクすればいいんじゃい!!

例えば、

 「ミレニアム」とか「Rec」なんかは、成功例って言えるんじゃないかな~

特に「ミレニアム」なんて、私はデヴィット・フィンチャーのハリウッド版の方が

好きだったりする。

そしてそして、

さっきとりあえず置いておきますっていった

「レッドドラゴン」ですが、実はこれもリメイクなんです。

知っている人は少ないですが、まだ「羊たちの沈黙」が世に出るずっと前、

「レッドドラゴン」は制作されました。確か日本では劇場では未公開だったはずです。

そう、このリメイクが、ノートンさまの「レッドドラゴン」なのです。

つまり、続編を作り続けて、持ち直すってことはないと思います。

だって「レッドドラゴン」の後に「ハンニバル・ライジング」っていう続編作ってて

これも どうしようもなく駄作だからでーす。


「続」を作って、美味しいのは「食品」だけ。


さあ、皆さんご唱和ください。

では、本日も長くなりました。

これにて、撤収!!